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NHKエンタープライズ

グループ:DVD

ランキング:6992

価格:¥ 3,899

発売日:2008-11-21

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カスタマーレビュー

自己表現の一つとして感慨深い  (2008-12-09)
松井冬子の絵の画像を見たのは何年前だったろうか?
約2年前。。。?

その時は、絵本来の評価という以前に、何故こんな絵を描くのだろうと
思ってしまったことを今でも強烈に思い出す。
普通に見れば、怪奇・グロテクスと思ってしまうかもしれない。
しかし、彼女の絵には確固たる技法の上に、執念というか何らかの
波動を見る者に与えるものがある。
これが絵を描く者の力量ではないだろうか?
本人の美人度も、ある意味側面的な力量でもあるが。。。

また、何を持ってうまい、下手を言うのかを考えさせられる作品でもある。
インタビュアーの上野千鶴子は、彼女の作品を自傷画と呼んでいるが、
その答えは是非作品を見てから各人で考えて欲しい。

上野千鶴子が最後に「人間は不幸せになる為に生きているんじゃない」
「幸せになることもためらわないで」という言葉の後、松井冬子は
一瞬泣いていたような気がする。
何かホッとした気分になったのは、私だけだろうか。。。

松井冬子ファンだけではなく、一般の人が絵の奥深さを知るには、
非常に参考になる良い作品だと思います。

P.S.
彼女が小学3年生の時に、ピカソの絵を見るもキュビズムの絵が理解できず、
最後のページの具象画にえらく感動したというのは、年齢的にも当然であり
また今の彼女の原点なのかもしれない。
私は、今の絵にはある種、解剖学的キュビズムが包含されていると感じる。


3+1(共感ポイント)  (2008-10-09)
山口晃氏などと一緒で一流"画家"と呼ぶには力量が足りず
イラストレイターといったところだろうか。
しかしそういった意味ではお上手で素人受けする作品群ではある。
山口氏にしろ松井氏にしろその細かな書き込み具合には心から"いい仕事してますね〜"と賞賛したい。
ご本人もお顔立ちがはっきりしていて多くの方に好感をもたれることでしょう。

----しかし本当に解剖してどないするん?そんなグロい映像は誰も見たくないでしょうよ。

収録された松井さんご自身の生き物の解剖の様子を見ながら、
画家松井冬子は構成や色彩での力量は不足しているだろうから
(彼女を生かすも殺すも)メタファーという要素(が必要)かなと思いましたね。
命の重みを"血管"で表現するのではなく赤い凧の糸で暗喩する・・・そんな感じで。
ざっくりメスを入れられて「ほれっ」と死体を渡されても、
どうにもこうにも「そのまんまじゃないですか」としか思えないのです。

上野さんとの対談もあまり中身が無かったなぁ。
言葉の密度と実力って一致するものです。
「ヘタレだから死ねない」だそうです。

山下氏との対談では彼女の『思考螺旋』という山下氏一押しの作品が紹介されているが
実はこの作品には何もこもっていない。
絵を、本質を知る人間なら簡単に喝破できる他愛もない作品である。

彼女もまた画家ピカソを語るとき
キュビズムではなく少年時代の"驚異的な具象画"について言及していました。(イラストレイターの典型的症状)
そんなことは(画家として)問題ではないのです。
あえて答えは記しません。ニュアンス分かるでしょう?

画家としての評価は凡百(★3つ)です。しかし松井さんという内部に確かに痛みを感じる。
そして確かに表現している。そこには共鳴せざるを得ない。

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