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講談社
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発売日:2008-11-11
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カスタマーレビュー ![]()
とても参考になりました。
(2009-01-07)
ロシアという国とプーチン首相に対して抱いていた先入観がある程度払拭されました。大前さんは最終的には、EUが巨大な経済圏になる見通しをたてておられます。そのEUとの関係でロシアをみておかなければならないことはその通りだと思います。また、ソ連が崩壊した直後のロシアがどれ程壊滅的な危機に見舞われたか。改めて提示されることで、この国の行動原理のようなものを想像することができました。1ルーブル400円から2円になったという事態は、今のような金融危機の時期には想像することが容易です。プーチンという人が清濁併せ呑む形で崩落寸前のロシアを強国の一つに復活させたこと。そしてロシアには、資源と共に、冷戦でアメリカと争った科学技術があること。ロシアがとても日本好きなことなど。長い間ロシア(旧ソ連)は仮想敵国でしたし、北方四島の領土権問題があって日本人にとっては否定的にみたい国ですが、一方でロシア文学に代表される圧倒的な存在感を示しています。古くは、ロシア人は好きだがソ連は嫌い、という言い方がありました。サハリン1・2の件にも触れられていますが、日本国内で報道されたロシア国営企業のごり押しのようなものでもないようです。しかしながら、ジャーナリストの暗殺など物騒な話も伝えられています。日本やアメリカにも似たような話はあるのですが、問題は報道の自由といったところにあるように思えます。
ロシア・・・気になる存在ではあります。
知っているようで知らない国
(2009-01-05)
ロシアについての知識は正直、イメージ的なものしかこれまで持ち合わせてなかった。
「資源国で長期的には可能性の大きな国だが、政治リスクが高い国」という程度のイメージで、恐らく日本人の多くの方が同様では無いだろうか。本書は「近くて遠い国」ロシアの現状と将来的可能性について、多くのデータを取り入れながら、読みやすく語ってくれる。税制など、知らないことばかりだったので、面白く読み進めることが出来た。
本書の内容について、全て納得行った訳では無いが、ロシアに対する理解が深まったのは確かである。今後、経済的、政治的存在感が高まってくるであろう、ロシアの現状を押さえておく上で、読んでおいて損は無いだろう。
新しいロシア観
(2008-12-18)
チャイナインパクト等でいち早く中国お客様論を唱えた著者が、次に注目する国ロシア。
確かにBRICSの一員としてマスコミを賑わせつつあるが、大方の日本人にとってロシアは今なお独裁的な強権国家というイメージで捉えられている。たとえば政治的には北方領土問題に始まりチェチェン・グルジアへの侵攻。またビジネス面ではサハリン2の開発中止など。
だがそうした現象の裏にある日本のマスコミが伝えない事実を知れば、ロシアをいたずらに遠ざけることの不毛さに気付かされる。なによりロシア国民の圧倒的多数の支持を得ている「独裁者」プーチンが、民主的な手続きによって選ばれているという事実ほど重いものはないのではないか。
本書でも述べられているように、ロシアが未だに共産主義の亡霊を引きずっているのも一面の真実ではある。しかし、だからこそ今後、そうした負の遺産が一掃されれば資源と人材、両面でのポテンシャルが大きく開花する可能性を秘めているともいえるのだ。
20世紀のロシア観から21世紀のロシア観へ。本書がその道筋を示してくれる。
視点が変わった
(2008-12-15)
説得力ある経済論をぶってくれる大前せんせい(アンチも多いけど)。
本書ではロシアの将来性について語ってくれている。
この本で私が感心したのは、
ロシアは中国やインドなどと違って、国民の多くが教育の恩恵を受けており、
高い識字率を誇っている点である。米ソ冷戦時代に、西側諸国の力を借りずに
月までロケットを飛ばした技術は、何よりロシア国民の学力の高さを示している。
(と本書に書いてある)
ロシアが本気で資本主義経済を学び、国民主導の民主主義を学んだら、
本当の超大国に生まれ変わるのではないかと感じられる。
BRICsで一緒くたにされているけど、そういう点では中国やインドとは異なる。
腐敗した役人を一掃するまで、独裁者プーチンによる人権弾圧的強権政治が
続くのかも。
今のロシアを知る切り口
(2008-12-13)
今のロシアを知るための絶好の切り口になるとは思うが
民族の本質というものはそう簡単に変化しないと思っている自分としては
多少の政治体制の変革があったからと言ってロシアを信用することは
出来ないと思う。
だからと言って、ロシアは無視することができない超大国。
それを知るための良い参考書として読んでいきたい。

