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講談社
グループ:Book
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価格:¥ 590
発売日:2008-11-21
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カスタマーレビュー ![]()
いつもお世話になっております
(2009-01-09)
いやはやなんと申しましょうか、この本を読むと料理のモチベーションが確実に上がりますね。台所に立つのが楽しくなるし、「今日これ作ろう!」と思わせることにかけては、有名料理研究家のご本・雑誌の美しいグラビア付きレシピページを軽々と凌ぎます。・・・なんて思ってるわたし(主婦)は変でしょうか? 味付けの好みは必ずしも一緒じゃないし、家族構成の違いからして同じものを食卓に載せられるわけじゃないのだけど、ほんと読んでいて充実感があります。
今回の史朗さんレシピからのおすすめは、あきれるほどの単純料理ですが、白菜のおひたしです! 幼少時から白菜のおひたしが苦手で、どうしてこんな淡泊な味のものをわざわざおひたしにして食べなきゃいけないの!と怒りすら覚えていたわたし。それが本書のとおりに作ったら、驚くほど甘みが出て、家族にも好評。史朗さんはゆずびたしにしていましたが、「かつおぶし+ぽん酢しょうゆ」でも十分いけます。時節柄ぜひお試しください。
ここからはごく個人的な感想。史朗さんはゲイで同居中のケンジくんと食卓を囲んでいるわけですが、この設定が料理本としての好感度アップ(=わたしの料理意欲アップ)に少なからず寄与していると感じます。史朗さんは弁護士でルックスもよく料理上手。これが男女のカップルの話で女性が作る方だったら・・・頭脳・容姿に恵まれ社会的地位もあってその上料理上手かい!と、ひがみ根性が働いたに違いない。逆に男性が作る方でも男女のカップルだったら・・・「うらやましいご身分よ」と女性に対してこれまた微妙な感情が差し挟まれたのでは。どちらにしても素直に「あ〜おいしそう」だとか、「作ってみよう」という気分に結び付かなかった気がするのですね(あくまで個人的なことです)。
勝手に「料理本」などと書いて偏った感想を書き連ねてすみません。もちろん物語の方も読みどころ多々ありますから! おすすめです。
キッチンの理想郷。
(2008-12-21)
筧の台所ワークをみながらこれが理想郷と呟いたひとは居たはずです。 完璧に食材を取り仕切れたらかなりの満足感。実際は船頭が他にいたりしてままならないものです。痛恨のセロリというほど完璧に取り仕切れるなんて!同居人ケンジの存在も大きいですね。 毎日食卓に登るご飯と彼らと彼らを取り巻く過去現在未来。 今回は筧の父親の病気が発覚。 手術に付き添いながら母親の父親に対する気持ちを知ったり、父親が病気だと知らされまず一番に自分が思ったことだとか。 淡々としながらもドラマのある、けれどどこにでもある日常がそこにはありました。 しかしラザニアをミートソースから手作りなんて筧さん、まめ。
材料費が安くて、簡単に作れるメニューがたくさんのBL(笑
(2008-12-10)
材料費が安くて、簡単に作れるメニューがたくさんのBL(笑
よしながさんって、本当に「賢い女性」なのだなと、
他の作品を読んでも思いましたが、
このシリーズで、強く実感しました。
いわゆる人間関係、家族関係の機微をとてもさりげなく、
上手に描いてます。
続き、楽しみにしてます。
誰かと食卓を囲みたくなる
(2008-12-09)
今月には「大奥」の4巻、家光完結編も発売予定のよしながふみの最新刊です。
モーニングコミックに不定期連載中の本作では、ゲイのカップルのケンちゃんと筧史郎との日常が夕食を絡めて描かれています。毎日の夕食を食べながら、あれこれと話したり、日常の起き伏しを繰り返していく姿がなんだかとても微笑ましく、美味しい手作りの料理を食べたくなります。
一巻のときもそうでしたが、この作品を読むと、誰かと一緒に美味しい晩ご飯を食べたくなること請け合いです。
美味しい料理を、安い食材をしっかり計算して少しも無駄にすることなく作っていく筧史郎って、本当に一家に一人いいキャラクターですねぇ。弁護士の仕事も忙しい筈なのに、しっかりと料理に限らず家事をきっちりとして、パートナーと豊かな日常を送る彼とすむケンちゃんは本当に幸せものです。まぁ、ケンちゃんも料理こそあんまりしないものの家事の手伝いをしたり、必ず毎回「美味しい」と感謝と愛情に満ちた言葉を当たり前のように口にしているのでどちらも幸せなんですけれどね。
愛と食事
(2008-12-05)
『愛がなくても喰ってゆけます。』のフィクション編、『きのう、何食べた?』の2巻です。
たとえば、シロさんの父親が大きな手術をうけるのですが、その時に自分の母親の父に対する愛情を発見したりします。そして、手術は成功します。
場面は変わりシロさんとケンジの食卓シーン。手術の成功をケンジは、シロさんの表情から読み取ります。女性的な愛ですよね。シロさんは、自分の作った食事をモクモク食べるのですが、母の父に対する愛情については、ケンジに話しません。男っぽいですね。
ジェンダーというのでしょうか男と女の役割分担の表現は、著者の『大奥』につながる才能ですね。サラッと表現しているのもまた、goodです。
この作者が描いた『アンティーク』での陰影のある心理描写に、唸りながら涙しました。復讐と浄化を目指した魂の消息といったところでしょうか。
本作では心の中の感情描写を控えめにして、シロさんのつくる料理に投影させているようです。
そこが、読み所というわけでもないのですが、なんだかホッとする展開が多く、『アンティーク』とは、ちがったおもむきの癒しがあります。
話は変わりますが、『3月のライオン』からのアマゾンのはったリンクで、ここにつきました。マンガ好きの人には、この二冊の見えない関係性が、ピンとくると思います。
さて、このリンクに三宅乱丈の『イムリ』がないのは、なぜだろう?

