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散策中ヌートリアに出会いました

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久々に近くの溜池の周囲を散策してきました。

以前は水草やゴミと一緒に亀や小動物が生息していましたが、十数年前に水を全部引き整地した時に外来種動物などは駆除したようです。

しかし今朝池まわりを散策していた時に小動物らしきものが泳いでいるのにきずきました。よくみるとビーバーに似た動物で子猫ぐらいの大きさでかわいらしい動きをしていました。
とっさに以前ここに生息していたヌートリアだとわかりました。完全に駆除したはずが不思議に思い調べてみると・・・

ヌートリアが暮らす溜池の世界
~都市近郊にも潜む、野生動物のリアル~

近年、日本各地の溜池や用水路で、そのユニークな姿を見かけることが増えてきた外来種――ヌートリア。愛嬌のある顔つきとずんぐりした体型で、まるでビーバーのようにも見えるこの動物は、もともとは南アメリカ原産。毛皮用として輸入された後、野生化し、現在では西日本を中心にその数を増やしています。

ヌートリアとは?
ヌートリア(学名:Myocastor coypus)は大型のげっ歯類で、水辺の環境を好みます。体長は40~60cm程度、尾を含めると1m近くにもなることがあります。前足は器用に物をつかむことができ、後ろ足には水かきがついていて泳ぎが得意。まさに溜池という環境は、ヌートリアにとって快適な「ホーム」なのです。

溜池はヌートリアの理想郷?
農業用に作られた人工の溜池は、周囲に人の手が入っている一方で、水草や葦、土手の草などが豊富に生い茂る半自然的な空間です。ヌートリアはこうした場所をねぐらにし、水中での移動や採食、巣穴作りを行います。特に冬場などは、ため池の法面(のりめん)に深い穴を掘って巣をつくり、身をひそめる姿も観察されます。

見かけたらどうする?
ヌートリアは基本的におとなしく、人に対して攻撃的になることはあまりありません。ただし、農作物への食害や堤防の掘削による土砂の崩壊など、人間の生活に影響を与えることも指摘されています。各地の自治体では駆除や管理の取り組みが進められており、見かけた場合は自治体に報告することが推奨されます。

最後に:共生と対策のバランスを考える
ヌートリアは「外来種」として、時に厄介者として扱われます。しかし彼らもまた、私たち人間が作り出した環境の中で生きている存在です。自然と人との境界が曖昧になりつつある今、どのようにして生態系を守りつつ、外来種との関わりを考えていくか――その一つの手がかりが、私たちの身近な「溜池」にあるのかもしれません。

共生と対策のバランスを考えるとありますが、生態系をこわす外来種のため何等かの対応が必要なのでしょう。

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